デンタルケアと聞くと、真っ先に思い浮かぶのは歯磨きじゃないでしょうか?日常的に自分がやっていますしね。では犬のデンタルケアも歯磨きをやればいいかな、と思うのですが・・・・。
これが思っているより大変!!!慣れてない子だと噛まれたりするのも珍しくありません。
そこで、犬のデンタルケア方法は歯磨きだけじゃなく、いろんな種類があります!
犬のデンタルケアメーカー勤務経験ありの筆者が6種、それぞれの良し悪しを紹介するので、参考にして犬とご自身に合った方法を選んでみて下さいね。
【目次】
■犬のデンタルケア方法6選(比較表)
■各種デンタルケア方法の強み、弱み
- シートタイプ(ふき取る)
- 指サックタイプ(磨く)
- 歯ブラシ(磨く)
- 飲むデンタルケア
- 食べる、舐めるデンタルケア
- 歯磨きガム、おもちゃ
犬のデンタルケア6種(比較表)

え?どれも点数あんまり変わらないじゃないですかって?
そうですね、どの方法もメリットデメリットがあるので、これをやれば大丈夫!というものがあるわけではありません。
敢えて申し上げるなら、全くデンタルケアをしないよりは、少しでもできた方が良い、そう思いませんか?そういう意味では、飲む、食べる、タイプから始めるのがオススメと言えます。
各種デンタルケア方法の強み、弱み
■シートタイプ
指に巻き付けて歯の表面をこするように汚れをとります
【強み】
・安価に購入できる商品が多い
・歯ブラシに比べ、異物感が少なく犬も受け入れやすい
【弱み】
・歯の表面しか掃除ができない
・シートにアルコールなどがしみ込んでいるものもあり、商品選びに注意が必要
■指サックタイプ
指に装着して歯をごしごし磨くイメージです
【強み】
・指に近い感覚でブラッシングができる
・隙間までブラッシングできる
【弱み】
・苦手な子は奥歯の方がやりにくい
・誤飲してしまう可能性がある
■歯ブラシ
これは説明不要ですね、人と同じ歯ブラシです
【強み】
・物理的に歯を綺麗にする意味では強い
・人がやる分には感覚的に慣れている
【弱み】
・犬が慣れるまで苦労する
・噛まれると歯ブラシが破損する
■飲むデンタルケア
飲み水に混ぜるタイプが多いです。犬には水を飲んでもらうだけなのが楽ですね。
【強み】
・始めやすい、継続しやすいという意味ではNo.1
・飼い主、犬どちらにも負担が少ない
【弱み】
・商品選定が難しい
・効果が実感しづらい
■食べるデンタルケア
ご飯にふりかけておくだけでOKです。
【強み】
・始めやすい、継続しやすい
・飼い主、犬どちらにも負担が少ない
【弱み】
・コストが高め
・効果が実感しづらい
■歯磨きガム、おもちゃ
犬に噛んでもらい、物理的に歯垢を除去します。ジェルタイプのものを塗ったりするタイプもあります。
【強み】
・始めやすい、継続しやすい
・犬も喜んで続けてくれるものが多い
【弱み】
・コストが高め
・歯全体のケアは難しい、バランス良く犬が噛んでくれるわけではない
まとめ

いかがだったでしょうか、犬は簡単にデンタルケアができないので、色々な方法があることはおわかりいただけたでしょうか。本記事は商品の説明ではなく、あくまでデンタルケアの種類とその強み、弱みを知っていただきたい思いで書きました。
犬のデンタルケアメーカー勤務経験者としては、犬のデンタルケアで最も大切なのは続けられることです。どんなに良い商品でも、犬が嫌がったり、飼い主さんにとって負担だったりと、色々な理由でデンタルケアを諦めてしまう人が多いです。
その結果が、3歳以上の8割の犬が歯周病と言われる要因です。
お口のケア用品に関してはしっかりとお伝えしていきたいと思っておりますので、他の記事も是非ご参考にしてください。
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