犬って歯磨きした方がいいのかな?
犬を飼い始めたばかりの人や、今歯磨きをしてない方はそんな疑問を持ったことはありませんか?
先に結論をお伝えしておきましょう、犬にとってお口のケアは非常に大切です!!
すでにケアをしている人でも、どうしてやっているのか、なぜ大切なのか、よく知らずなんとなくやっているという方もいらっしゃるかと思います。この記事ではその理由を解説していきますね!
歯磨き(お口のケア)はどうして必要?

歯磨きと書かず、(お口のケア)と言っているのはどうしてだろう?と思った方は鋭いですね!
犬のお口のケア方法は人と同じで歯磨きだけではないので、あえてそう書かせてもらいましたが、今日のところはそれは置いておきましょう。
ここでも結論からいきましょう。歯磨き(お口のケア)が必要な理由は、歯周病になりやすいからです!
歯周病と言われて、おそらく聞いたことはあるという方が多いと思います。人も歯周病になるので、いろんなところで耳にしますよね。犬が歯周病にどうしてなりやすいか、歯周病になるとどうなってしまうのか、これを理解しておくと、よりお口のケアに力を入れる動機になると思いますので、続けて歯周病について学んでいきましょう。
歯周病とは?
歯周病とはざっくりお伝えすると、口の中の細菌によって歯茎(歯肉)に炎症が起こり、進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。放っておくと歯を抜くしかない、という状況になってしまいます。皆さんも年を取ってから歯が無くてお口の中がスカスカというのは嫌ですよね?
それは犬も同じでしょう。さらに歯周病は歯を抜くだけではなく、歯周病菌が歯茎の傷口から血管に入り、体の中に入っていってしまい、様々な病気になるリスクを高めてしまいます。
つまり、歯周病=愛犬の寿命に関わる病気、こう考えてもらえると危機感が高まるのではないでしょうか。
犬は歯周病になりやすいのはなぜ?
一言で言うと、人より代謝が早いからです。なりやすい、というのはあくまで人に比べてです。
これを知る為には、どういう過程で歯周病ができるかというのを知ってもらう必要があります。
歯垢から歯周病になるまで

どうでしょうか、この歯周病になる過程は人も犬もほとんど同じです。では何が違うか、代謝が早いと最初に言いましたね。人と犬の違いを見てみましょう。

この通り、歯垢が歯石になるまでの時間が全然違うのです。このため、3歳以上の犬の約8割が歯周病と言われています。お口のケアを毎日しっかりできればいいですが、中々難しいですよね。歯磨きが苦手なわんちゃんは多いですし、毎日というのも飼い主さんにとっても負担です。こういう理由で、犬は歯周病になりやすいと言えます。
まとめ

いかがでしょうか、どうして犬にとって歯磨き(お口のケア)が大切かおわかりいただけたでしょうか。この記事で私が伝えたいことはこの一言です。
「お口のケア=わんちゃんの長生き関わる大切なこと」
大切な愛犬には健康に、長く生きてほしいですよね。そのためにもお口のケアに少しでも取り組んでいただける方が一人でも増えるととてもうれしく思います。本記事では、歯周病のことについて詳しくお伝えしましたが、皆さんの愛犬の為になるよう、ケア方法も発信していきます!
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